2016年10月27日、世界津波の日記念国際シンポジウム(東京)に参加しました。

プログラム

1.課題及び提言

  1. ジェンダー・多様性と災害リスク削減
  2. 復興まちづくりと合意形成

2.事例発表

  1. 草の根の災害予防活動について(フィリピン)
  2. 復興住宅建設について(ネパール)
  3. 防潮堤計画と気仙沼市民の動き
  4. 石巻市北上地域復興まちづくりについて

3.パネルディスカッション

テーマ「多様な人々が参加するレジリエントな復興をめざして」

ここでは、復興していく中での高台移転などにおいて、住民の合意形成の難しさを知りました。

行政は、全ての住民に平等でなければならないのが基本であることから、住民を訪問しても相談にのれずに事務的な対応になってしまうため、住民自身が訪問してまわる形をとったことで、個々の相談にも応じ、意見を聞き、合意形成につながったという事例を聞き、復興においても共助の重要性を感じました。

また、防潮堤を造るにあたり、男性は高さのことばかりを求め、女性はその高さで造った後の景観や砂浜がなくなる事を考えているという考え方の違いがあったことを発表され、やはり男女が参画して考えていくことの必要性も再認識しました。