慢性閉塞性肺疾患(COPD)の患者や家族のQOLについて研究し、支援を目指しています。

避難所について

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内閣府:避難に関する総合的対策の推進に関する実態調査結果報告書(平成26年1月公開)

http://www.bousai.go.jp/kaigirep/houkokusho/hinan_taisaku/houkoku.html

平成24年12月~平成25年3月にかけて実施された避難所の生活環境や災害時要援護者の避難支援等に関するアンケート調査結果です。これは、避難において支援が必要な方への、より良い支援方法と避難所での過ごし方を考える目的で調査しています。

東日本大震災で避難した住民(岩手・宮城・福島・茨城の13,922人)に対してアンケートを郵送し、回収率は30.3%でした。

回答者の中で要援護者は783名で19%でした。この報告書では一般と要援護者に分けて違いを比較しています。避難所での生活が長期化するのは要援護者であり、一般の人はライフラインが使えなくて不便でも自宅に戻ることを選択していました。

また、福祉避難所を知らないと答えたのは69%と多く、避難できなかったと回答したのは、内部障害、難病、要介護3以上が多い結果でした。

自由記載など、全てが公開されており、生々しい実態についてが書かれています。

要援護者と登録していてもあまり機能しておらず、名簿作成がゴールではないという指摘、誰も助けに来てくれなかったという人、助けにいったがすでに避難していてこういうことで亡くなる場合もあるという指摘など、システムが発揮されていない現実を感じ、やはり一番近くにいる人間関係を大切にすることが大切であると思われました。

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